【契約社員 年収300万】住宅ローン審査に通った!戸建てを手に入れるまで

家と空
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今回は契約社員として働く私 セツパパが、紆余曲折しながら手に入れた念願のマイホームのお話しをしてみようかと。

今思えば「家を欲しい」と思いたってから、手に入れるまであっと言う間の1年だったのですが、その中にはちょっと悔しく辛い思いもしました。

ぜひ自分と同じように思い悩んでいる方の、後押しになれればと記事を投稿いたします。
この記事を読むと
・年収が低くても住宅ローンは組むことができる
・不動産業者は足元を見てくるので注意が必要
・賃貸・マンションに比べて戸建ての良い点・悪い点

が分かるように記載しました。

もちろん私個人の意見ですが、妊活中や子育て中で賃貸から戸建てに引っ越したいとお考えの皆様の参考になるよう、まとめていきたいと思います。

目次

この先の人生を賃貸物件で過ごすのか、購入物件で過ごすのか?!

ベランダと花

私セツパパは北の大地 北海道で暮らしています。

そんな自分が賃貸から購入物件に引っ越したいと思ったきっかけはこんなニュースを見た時でした。

「身寄りのない高齢の方が保証人もいないため、賃貸物件の審査に断られ、住む場所に困る」

そのときの自分といえば念願の一回り以上も若い嫁さんをもらい、子供にこそ恵まれていませんでしたが、幸せな毎日を過ごしていた時期だと思います。

このニュースを自分に置き換えた時に、

「男女の平均寿命からしても、妻との年齢差からしても、自分の妻は自分がいなくなった後、20年近くは1人で生きていくことになる。賃貸物件のままだと残した妻にいつまでも家賃の負担がかかってしまう…」

ちょうど結婚して1年が経過しようとしていた頃でした。

「中古の安い物件なら自分でも購入できないだろうか」

と考えるようになり、ネットの不動産サイトで良い物件がないか探し始めたのでした。

最初は不動産サイトで見る物件や間取りを見るのが楽しくて見ていただけだったのですが、夫婦で冷やかしにでも安いマンションを見学してみようとある日思い立ったのでした。

不動産屋に連絡して夫婦ではじめて見た物件は、地下鉄駅から近い500万円くらいのマンションでした。

築年数が古いため値段は安いのですが、場所は良いものの部屋も通路も汚く 間取が狭いのも難点でした。

「もし子供ができたらこれじゃ狭いな…」

そう感じたの覚えています。

戸建てかマンションか?!

雪の道路

中古マンションを見学して思ったことは、買うなら戸建ての方が良いのではないだろうか、ということでした。

ただ戸建てで一番気になったデメリットはなんといっても「除雪」でした。

これを読んでいる雪の無い地方の方はピンと来ないかも知れませんが、北海道では多いとき一晩で20-30cmも積もることもあるのです。

冬に毎晩(毎朝)1時間も除雪することを考えた時に、戸建てなんて持って大丈夫だろうか…?

マンションならロードヒーティングといって電気や灯油で熱を作り雪を溶かしてくれる地面があるし、その方がよいのでは…?

ただネットの不動産サイトで調べていくうちに、マンションはたとえ物件価格が安くとも、その他に毎月「修繕積立費」や「駐車場代」「管理費」が発生することに気付いたのでした。

あたり前ですがこれらの費用は住宅ローンが完済したとしても、住み続ける(駐車場は借り続ける)限り毎月払わなければいけないお金です。

ロードヒーティングやエレベーターがあるマンションだと当然ですが管理費も高くなります。

もし住宅ローン返済が毎月4万として、更に「修繕積立費」や「駐車場代」「管理費」で4万かかるのなら、戸建てで考えると8万円払うのと同じではないのか?

マンションは戸建てに比べ立地がよいことがメリットになりがちですが、逆に駐車場代は駅から近いと値段が高い傾向にあることにも気づきました。

それに比べて戸建てであれば基本 住宅ローン以外にこれらの費用は発生しません。

「修繕積立費」に関しては住宅のメンテナンス費用として日頃から貯蓄していく必要はありますが、「駐車場代」は無料ですし「管理費」ももちろんありません。

両方を天秤にかけた時に除雪のデメリットよりも、マンションのデメリットが大きく感じ、さらに一軒家というカッコよさが決め手になり、一軒家に絞り込んで探してみよう!と自分の中で決まったのでした。

セツパパ

やっぱり 一軒家は男のマロンだからね~、どう?

クママ

もちろん賛成だよ

いざ、物件選びへ

新築住宅

それからは良い物件を探して、夫婦であちこち探し回りました。

ただ物件の下見を依頼する不動産屋によっては「契約社員」であることを伝えると、露骨に態度が悪い業者もいました。今思えば「お前達住宅ローン審査が通るのか?」と思われていたのでしょう。

ただその感じの悪い不動産業者から1つだけ良い情報を聞けました。

東北にある地方銀行「みち〇〇銀行」が北海道に進出してきたので、顧客を得るためキャンペーンで金利が優遇されているとのことでした。

また とある中古住宅専門店業者では 物件を紹介されたあと、まだその物件で決めてもいないのに

「どのくらいの金額の住宅ローンが通るか確認しましょう」

ということで、その日見学した物件でローン会社に審査を依頼しはじめたのです。

もちろん

「どれくらいの金額の審査が通るかを知るため」

であって、通ったとしても今日見学した家を買うわけではないとのことでした。

審査が通るには数日かかるのですが、その日に勧めてくるのは自分が提案した予算を遥かに上回る返済額の住宅ローンシュミレーションでした。

金利も高かったことを記憶しています。

業者の言い分としては、家を買うのだから今の家賃よりもう少し頑張って月1~2万多く返済していきましょう、という提案でした。

その日は販売価格が高いだけあってキレイにリフォームされた物件を内見(見学)した直後でしたので、

「不動産業者のいうことも一理あるな、夢の一軒家が手に入るのならプロの言う通りにしてみようか」

と一瞬 考えてしまったのを覚えています。

それも今思えば 不動産業者にしてみれば

「売ってしまえば、あとは客がローン地獄になろうと自分には関係ない」

そんな考えだったとわかります。

購入後に知ったのですが不動産業者の口車に載せられて購入し、ローンが返済できずせっかく手に入れた家を手放す、そんな方たちがなんと1割近くもいると聞きます。

そういう方たちの例では、奥様の給料も当てにしてローンを組み妊娠や出産で働けなくなり予定が狂った。

旦那さんの給料は上がることはあっても下がることはないと考え無理なローンを組み、不景気に煽られて予定が狂ったり….。

最近はリーマンショックやコロナ禍と言われるような「100年に一度の危機」は「10年に一度」は起こっているという意見もあるようです。

結果審査は合格だったようですが、つくづく自分は高い金利のローンを言われるままに、あのとき組まなくて良かったと思います。

セツパパ

帰宅して冷静に考えたら、他の不動産業者での物件も見てみようと

クママ

家買うことに慣れている人なんて そうそういないから惑わされても仕方ないよね

ついに見つけた!My Best House

半年ほど夫婦でいろんな物件を見ました。ほとんどは中心部から車で1時間以上かかる物件で、JR駅からも徒歩15分以上かかる場所の家ばかりでした。

セツパパ

閑静な住宅街ってやつだね

クママ

それ以外 褒めようがないからでしょ

中には1つだけ良いと思う物件もあったのですが、他にも検討しているご夫婦がいるとのことで こちらが住宅ローンでまごついてる間に、そちら夫婦は現金一括払いとのことで先に取られてしまいました。


そんな中 毎日チェックしていた不動産サイトに申し分のない物件が新たに掲載されていました。
物件探しも少し慣れてきたころだったので、スピードが大事であることは分かってきていました。

その物件は不動産会社がリフォームを済ませて売っている今まで見てきたような家ではなく、個人 対 個人で不動産会社を仲介にして売買をする形態の物件でした。

不動産会社に物件を見つけたその日に連絡を取り、家を内見(見学)する打ち合わせが決まりました。

家の内見は「自分」「売り主さん」「仲介不動産」三者が集まるのですが、急遽 妻の父母も参加することになり、とにかく自分は緊張したのを覚えています。

見つけた家は築年数は浅くないものの、幸いなことに売主さんが建築会社の社長さんだったため 装も内装もある程度リフォームがされていて、壁も外壁もしっかりしている建物でした。

JR駅8分、バス停3分。スーパー2分、中心部まで車で30分と今まで見た物件とは格段に利便性が良いのでした。

特に妻は広いキッチンに一目惚れしたようです。

都市ガスではないこと、駐車場が狭いことはデメリットではありましたが、完璧な物件なんてどこにもなく どこか妥協しないと見つからないことは分かっていました。

夫婦で1日相談をし、この家を購入することに決めました。

ローン審査は惨敗(ゆうちょ・フラット35・・・)

借用書を持つ男性

物件が決まり、次にしなければいけないのは住宅ローンの審査を通すことです。

こちらは毎回一人で銀行に足を運びましたが、まず初めに選んだのは金利が低い地方銀行の住宅ローンでした。

すでにお伝えしたとおり、高い金利のローン審査は通っていましたので、探せばそれほど難しいことではないと考えていました。

ですが銀行の受付窓口に契約社員であることを告げると、申込みに進むこともなくその場でいつも毎回断わられました。

ゆうちょローンでは審査は通ったものの、金利が一番高いプランなのでやめた方が良いと諦めることを勧めらてしまう始末です。

そのときは酷い人だと思いましたが、以前の不動産業者のように

「売ってしまえば、あとは客がローン地獄になろうと自分には関係ない」

という考えよりかは遥かにマシだったのかも知れません。

その後 比較的審査が落ちないと言われている、金利がフラットなプランを扱っている住宅ローン「フラット35」というのがあるのですが、それまでは金利はできれば変動の方が良いし、団信の保険料も高いので、他が全部ダメならフラット35にしようと最後に回していたのでした。

結果は残念ながら審査に受かることはありませんでした

申し込みのとき担当の方から「2-3日で返事をします、契約社員でも問題ないですよ」と言われていたため、まさか落ちるとは思っていませんでした。

結果の連絡が来たのは2-3日後ではなく申し込みの数時間後でした。

自身では心当たりがないのですが、もしかしたら信用情報に傷があるのではないかと思い、信用情報機関 CICにも信用情報を取り寄せてみました。

ですが負債がある訳でもカードがブラックな訳でもなくそちらはまったく問題ないことが分かりました。

徒労に終わる毎日に疲れてきた自分は
「俺みたいな男に一軒家なんて無理だった。ゴメンもう諦めよう」

と相談したとき妻から返ってきたのは
「良いんじゃない 賃貸でもじゅうぶん幸せだから」

念願の審査合格!

喜び

家の購入を諦め、今までの生活で頑張って行こう!と考えた矢先、半年前にあの感じの悪い不動産業者の言ったことが思い出されました。

東北にある地方銀行「〇ち〇〇銀行」が北海道に進出してきたので、顧客を得るためキャンペーンで金利が優遇されている。

あんな足元を見るような感じの悪い業者が言うことを信じるのはちょっと抵抗がありましたが、戸建てが手に入るかの瀬戸際です。

妻に

「ダメ元で最後にもう1つだけ住宅ローン審査、試してみていい?」

と相談したところ二つ返事で快諾をもらい、急いで銀行の窓口を初めて二人で訪れました。

その銀行は今まで行った北海道の地方銀行とはまったく印象が違いました。

銀行の中では初めて自分たちを個室の部屋に案内してくれ、自分たちの状況を考えて以下のアドバイスをくれたのです。



ローンを組むなら自分(夫)だけでなく、妻も名義に入れると審査が通りやすい。

リフォームや諸費用のために用意してあった数百万のお金はローンの頭金にして、リフォーム代を含めた金額をローンで借りることにすると審査が通りやすい



推奨されるとおりにして区役所や会社に書類を用意しに行き、数日後審査のための手続きをしました。

また「みち〇〇銀行」さんには悪かったのですが、滑り止めのつもりで他のネット銀行系の住宅ローンもいくつか上記アドバイスを生かして申し込みをしてみました。

結果はなんと全部審査が合格したのですが、たったこれだけのことを知っているかいないかで、人生が変わってくるんだなとつくづく感じたのでした。

最終的に選んだ銀行はもちろん「みち〇〇銀行」でした。

実は他にも同じ低金利で審査が通った銀行もあったのですが、「みち〇〇銀行」さんがくれたアドバイスのお陰で審査が通せたこともありますし、もう1つ安心させてくれたエピソードがあったのです。

それは審査が通りやすいとう理由で、この契約は自分だけでなく妻もローンの名義に入れることになっています。

ただそもそも自分が家を購入することの理由の一つに

「自分に万が一のことがあった場合は「団体信用生命保険(団信)」によって妻にはローンの負担が残らない」

がありました。

団信とは、住宅ローンの返済中に契約者である自分が亡くなったり、重大な障害を負ってしまったという場合に、ローン残額の肩代わりをしてもらえる住宅ローン専用の保険のことです。

ローン契約者に万一の事態が発生しても、残された契約者の家族が経済的に困窮することのないようにするための生命保険のことです。

賃貸住宅ならこうはいきません。

このことを銀行の担当者さんに何度かしつこく聞いて、安心できていたことが大きいことでした。


審査が無事通り最終の契約のため、かれこれ2時間以上もいろんな書類の記入を次々としていたときです。

妻がお手洗いに席を外し、銀行の担当者さんと個室に二人だけになったことがありました。

そのとき自分が

「あの・・・もう一度伺いますが….自分に万が一のことがあった時は….」

担当者さん
「大丈夫です 奥様に住宅ローンは残りませんよ」

初めての大きな買い物でしたが担当者さんのおかげで、手は震えていましたが押印は安心してできました。

セツパパ

「みち〇〇銀行」さんに出会えて本当に良かった

まとめ

家, アーキテクチャ, フロント ヤード, ガレージ, ハウスライト, 照らされた, 外観, 家の外観

家を購入後1ヶ月もしない内に妻は念願の妊娠をし、翌年元気な男の子を出産しました。

また 心配だった除雪作業は家の前をロードヒーティング工事し軽減しました。

自分達は毎月の支払額が賃貸のときに比べると3分の2の金額になり少し余裕ができました。

できればその分を毎月貯蓄していき繰り上げ返済にて早めに返済できればと考えています。

戸建てを購入して子育てをしている上で、賃貸住宅やマンションと比較して思うことは以下があります。

一戸建て購入のメリット

●子供が夜泣きしても飛び回って遊んでも、近所に気を使わなくて良い

●管理費や駐車場代がいらない

●自分で好きなようにリフォームやDIYができる

一戸建て購入のデメリット

●修理すべき箇所は自己負担

●除雪や庭の手入れが大変

改めてですが、戸建てに住んで早4年になりますがホントに購入して良かったと夫婦で思っています。

最近はネットで複数の銀行に審査が通せるので、自分のように銀行に足を運ぶより良いでしょう。

住宅ローン一括審査申し込み

これを読んでいる皆さんにも良い家が見つかり、幸せな日々を過ごせますように願っています。

今回はだいぶ長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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