電話番号さえわかればどの通信会社のケータイにでもメッセージを送ることができるSMS(ショートメール)。
ですが送信すると70文字ごとに約3.3円ほどの料金が発生し、利用頻度によっては意外に料金が高額になります。
今回この記事では大手キャリアのSMS料金の仕組みと、楽天モバイルの「Rakuten Link (Office)」アプリを使うことによってできる節約術を紹介します。
楽天モバイル以外の通信キャリアをご利用中の方は、乗り換えを検討してみることをおすすめします。
本ブログはプロモーションを含んでいます。
<セツパパ(@a_agast)プロフィール>
通信業界に勤務する、スマホとデジモノが大好きな一児のパパ。
スマホ講師としての知識を活かして、初心者にも分かりやすいブログを立ち上げました。
このブログを見てくれる皆様のスマホの困り事を1つでも多く解決するのが目標です。
SMS(ショートメール)とは?
ガラケー時代からあるSMSメール(ショートメール)。
相手の携帯電話番号さえ知っていればどの通信キャリア(※1)でも送信できるので、非常に便利なメッセージサービスで本人確認のときの認証にもよく使われます。
※1)au・ドコモ・ソフトバンク・楽天モバイルや格安SIM
SMSのデメリットとしては複数の電話番号あて(宛先)に送信することができないことが上げられます。
またテキスト文字しか送信できないため、文字の色を変えたり装飾したりすることができません。
さらに写真やデータを添付したり、本文以外に「件名」を入れて送信することもSMSにはできません。
文字数に関しては1送信あたり70文字という制限がありましたが、2019年よりどの通信キャリアも70文字ごとに分割して送信することができるようになり、最大670文字を1回で送信できるようになりました。
SMSの通信手段はデータ通信を利用せず、FAXと同じように音声通話回線(電話網)を使ってテキスト文字を送ります。
そのためSMSは「データ通信」の使い放題プランに入っていても、パケット通信(ギガ)を消費しないためこれに含まれません。
もちろんWi-Fiでの送受信もできません。
SMSでは別途「通話料」が発生してしまい、しかもこのあと紹介する楽天モバイルを除いてどの通信キャリアでも「電話」のかけ放題に入っていても無料にもなりません。
各社で家族割を組んでいて家族間同士などを除けば無料にはなりません。
なお、料金が発生するのは「送信」だけで、どのキャリアも「受信」は無料となっています。
電話のかけ放題に入ってても無料じゃないんだよね
Androidスマホを利用している方に気を付けてほしいのが「野良アプリ」と言われるGoogleの公式Playストア以外からアプリのインストールです。
とくに海外では悪質サイトに誘導され、IDやパスワードを詐取されたり、有害なアプリを知らぬ間にインストールさせられたりと危険が多いのでセキュリティ対策アプリは必須です。
大手通信会社のSMS送信料金は?
下記の表を見ると分かるように、2024年2月現在大手3社(au・ドコモ・ソフトバンク)でのSMS送信料金は横並びで1通あたり税込3.3円となっています。
文字数 | au・ドコモ ソフトバンク共通 | ||
1~70文字 | 3.3円 (1通分) | ||
71~134文字 | 6.6円 (2通分) | ||
135~201文字 | 9.9円 (3通分) | ||
202~268文字 | 13.2円 (4通分) | ||
269~335文字 | 16.5円 (5通分) | ||
336~402文字 | 19.8円 (6通分) | ||
403~469文字 | 23.1円 (7通分) | ||
470~536文字 | 26.4円 (8通分) | ||
537~603文字 | 29.7円 (9通分) | ||
604~670文字 | 33円 (10通分) |
※海外宛:ドコモ50円/1通
au・ソフトバンクは100円/1通。
Y!モバイルやUQモバイル、LINEMO、Povo2.0や他社格安SIMを含めても、SMS送信料金体系は大きく変わりません。
※PHS(サービス終了)を除きます。
SMSは2024年現在、どのキャリアでも1回の送信で最大670文字まで送信ができます。
70文字以上で送信する場合、裏ではアプリが約70文字弱に分割して送信をしています。
ただ分割して送信するといっても、受信する側では繋がったメールとしてくるので意識する必要はありません。
送信側では「+(プラス)メッセージ」アプリにある「連結SMSで送信」をONに設定しておく必要があります。
Y!モバイルやUQモバイル、LINEMO、Povo2.0や他社格安SIMを含めても、SMS送信料金体系は大きく変わりません。
※PHS(サービス終了)を除きます。
SMSは2024年現在、どのキャリアでも1回の送信で最大670文字まで送信ができます。
70文字以上で送信する場合、裏ではアプリが約70文字弱に分割して送信をしています。
ただ分割して送信するといっても、受信する側では繋がったメールとしてくるので意識する必要はありません。
送信側では「+(プラス)メッセージ」アプリにある「連結SMSで送信」をONに設定しておく必要があります。
知らずに大量のSMSを送信してしまうと意外に高額になってしまい驚きます。
とくにビジネスで大量に送ることや、海外に送信する場合は注意が必要でしょう。
日本から海外あてのSMSは70文字までドコモが50円、auとソフトバンクは100円だよ
楽天最強プランのSMS料金は?
SMSの送信料金を節約するのために良い方法はあるでしょうか?
先述したようにどの通信キャリアもいままで料金は横並びでした。
それが変わったのは2019年、楽天モバイルが携帯電話業界に参入してからです。
楽天モバイルは常に1プランのみが提供されていますが、歴代共通しているのは楽天モバイルの基本プラン料金のみで「Rakuten Link」アプリを利用さえすれば国内通話がかけ放題ということ。
さらに地味なため見落としがちですが「Rakuten Link」アプリを使えばSMSも送信が無料。
そして海外向けのSMS送信も対象国と地域であれば無料で送信ができます。
海外指定72の国と地域(※ここを押すと開きます)
アイスランド、アイルランド、アメリカ(ハワイ)、アメリカ本土、アラブ首長国連邦、アンドラ、イギリス、イタリア、インド、インドネシア、ウクライナ、エジプト、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カタール、カナダ、カンボジア、韓国、キプロス、ギリシャ、グアドループ、グアム、クウェート、クロアチア、サイパン、ジブラルタル、シンガポール、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、デンマーク、ドイツ、トルコ、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィリピン、フィンランド、ブラジル、フランス、フランス領ギアナ、ブルガリア、ベトナム、ペルー、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マカオ、マルタ、マルティニーク、マレーシア、南アフリカ、ミャンマー、メキシコ、モロッコ、ヨルダン、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク、レユニオン、ロシア(2023年12月4日時点)
出典:楽天モバイル
他社なら海外向けは送信1通あたり50円~100円なのに、アプリさえ使えば「無料」とは楽天モバイル、やってくれます。
国内のデータ通信に関しても2023年5月まで続いた歴代のプラン「Rakuten UN-LIMIT」シリーズまでは、パートナーエリアでの月間データ通信は5GBまでという制限があり、5GB以上パートナー回線を利用した場合は、1GBあたり660円が必要でした。
しかし「Rakuten 最強プラン」になってからは5GBまでという制限が撤廃され、自社回線エリアと同様に無制限で利用できるようになりました。
法人利用や海外へのSMS送信
個人で利用する方が楽天モバイルを利用するとどの通信キャリアよりもお得なことは間違いありません。
ですが法人ではどうでしょうか。
楽天モバイルの法人向けプランは個人向プランとは少し違います。
他社ならオプションであるテザリング、留守番電話が無料で付いてきます。
さらに海外、国際ローミングでのデータ通信も2GB/月まで無料です。
国内から海外へのSMS送信も海外指定72の国と地域(上記)であれば無料で送信できます。
さらにはAndroidスマホ限定ですが、海外ローミング中スマホからのSMS送信も無料になります。
詳しくは下記の公式サイトに載ってるから見てみてね