ソフトバンクのスマホでメールを送信したときに、
「553送信に失敗しました(13431) 」
とエラー表示されて困ったことありませんか?
これ、理由さえ分かればカンタンに解決できます。
この記事を読むと「553送信に失敗しました(13431) 」と表示されSMS(ショートメール)が送信できない原因と解決策が分かります。
通信業界に勤める私 セツパパが、今回はソフトバンクSMS・MMSメールについて解説いたします。
<セツパパ(@a_agast)プロフィール>
通信業界に勤務する、スマホとデジモノが大好きな一児のパパ。
スマホ講師としての知識を活かして、初心者にも分かりやすいブログを立ち上げました。
このブログを見てくれる皆様のスマホの困り事を1つでも多く解決するのが目標です。
ソフトバンクに変えたらSMSが送信できない?
先日ソフトバンクに乗り換えた友人からSMS(ショートメール)が送信できなくなった、と相談を受けたよ
通信会社が変わると、サービスが違うから迷うわ
いろいろ調べたところ、他社の電話番号メールの仕組みとソフトバンクの違いが分かったので解説していくよ
おもしろそうね、教えて
ご利用のアプリによって操作が異なるのでまずは簡単にアプリの違いから。
ソフトバンクのAndroidスマホに乗り換えると、利用するメールアプリは以前までは「ソフトバンクメール」アプリでした。
2019年以降の機種あたりから、大手通信3社のドコモ・au・ソフトバンク共通のアプリとなる「+(プラス)メッセージ」というアプリに変わりました。
どちらのメールアプリも電話番号でやり取りする「SMS(ショートメール)」とEメールアドレスを使う「キャリア(MMS)メール」の両方が利用できるアプリです。
※+メッセージアプリはさらに「+メッセージ」というメッセージサービスも使えます。
+メッセージは2024年2月現在au・ドコモ・ソフトバンクなどで利用できますが、楽天モバイルでは非対応のため利用できません。
SMS(ショートメール)は電話番号を宛先として、楽天モバイルも含めたドコモ・au・ソフトバンクの4社間と格安SIMで、1通あたり全角70文字までのテキスト(文字)メールができます。
ちなみに「キャリア(MMS)メール」とよばれるサービスについても説明しておきます。
大手携帯電話会社が発行したメールアドレス、
すなわちドコモでいうと@docomo.ne.jp、auでは@ezweb.ne.jp等。
そして今回取り上げるソフトバンクでは@softbank.ne.jpが「キャリア(MMS)メール」となります。
ソフトバンクではこの「キャリア(MMS)メール」のことを「S!メール」とよんでいます。
今回友人が困っていたのはソフトバンクに変えてから、電話番号メール(SMS)を10人に送信したところ、問題なく送信できる電話番号が6つと、
553送信に失敗しました(13431)
と表示され送信できない電話番号が4つあるとのことでした。
「+メッセージ」という新しいアプリを利用するゆえにエラーが起こっているのかと思い、ちょっと古い「ソフトバンクメール」のアプリもインストールして試してみましたが、
553送信に失敗しました(13431)
SMS(ショートメール)とMMS(S!メール)
友人からスマホを借りてソフトバンク公式サイトで調べていくうちに、ソフトバンクメールの特殊な仕様に気が付きました。
ドコモやauでは電話番号を宛先にした場合、スマホでは基本的にSMS(ショートメール・auではCメールともいいます)しか送信方法はありません。
ですがソフトバンクの場合はなんと、電話番号を宛先にして、S!メール(MMS)ができるというのです。
その場合Eメール同様、文字数もSMSのように1通分あたり70文字までという制限もなく、写真等の添付ファイルも可能となっています。
さらにパケット・モバイルデータ通信なので、SMSと違って送信料3.3円も発生しません。
電話番号で送れるMMSメールはSMSと違って送信料金がかからないから良いわね
他社に送信できない!
ですがポイントはこの電話番号を宛先にしたS!メール(MMS)。
残念ながらソフトバンク同士でしか利用できない限定機能となっているのです。
ソフトバンク以外の他社宛には電話番号で送信するなら、やはりSMSということです。
ですが「ソフトバンクメール」アプリも「+メッセージ」アプリにも共通して、ある「おせっかい機能」があるのです。
それは電話番号を宛先にしていても、自動的にアプリがSMSでないと判断した場合、S!メールに切り替えて送信してしまうということ。
ではいったい、どんなときにアプリはSMSでないと判断してしまうのでしょうか?
あら?!これじゃあ相手がソフトバンクかどうか調べないとS!メールは送れないわ
原因はこの3つ!【プラスメッセージアプリの設定を確認】
説明が長くなりましたが、いよいよ原因を謎解きしていきましょう。
アプリがSMS(ショートメール)ではなく、MMSメールとして送信してしまう原因は以下の3つ。
①件名を入れている
もしくは
②文字が70文字以上ある
もしくは
③添付ファイルがある
よく考えるとこの3つは、SMSには「ない」、いいかえれば「できない」機能です。
この3つの、どれか一つでも該当してしまうと 自動的にアプリが
「SMSではなく(ソフトバンク間でしかできない)S!メールだよねっ」
と判断して親切に(?)S!メールに切り替えて送信してしまうのです。
たまたま相手がソフトバンクだったときは問題なくS!メールで届くのですが、他社だった場合は冒頭のエラー
553送信に失敗しました(13431)
が表示されるという訳です。
改めて友人のメールを調べたところ、見事に上記3つどれかに該当したよ
件名や写真を入れるとSMSとして送信してくれないのね。
多機能なのも考えものね
なお+メッセージアプリ利用の方は
①の件名欄を間違って入れないようにするため、件名欄を表示しないようにする設定。
②の70文字以上入れても複数に分けてSMSで送信し、S!メールに切り替わらないようにする設定。
が用意されておりミス防止に有効です。
旧アプリ、ソフトバンクメールアプリ利用の方には
自動的にSMSからS!メールに切替わらないようにする「SMS/S!メール自動切替」設定や、
①の件名欄を間違って入れないようにするため、件名欄を表示しない設定。
②70文字以上入力した場合、最大10通のSMSに分けて送信する設定。
がありミス防止に有効です。
でもこの設定をすると、逆にソフトバンクの人にS!メールがしたいとき不便ね
確かにそうだね。
あと連結機能を使うと約70文字ごとに分割して送るので、送信料金もその分発生するよ
気づかない内に料金がかかるのはイヤね