ahamoはどこで契約する？【なぜ安いのか、デメリット解説】

NTTドコモのオンライン専用プラン「ahamo（アハモ）」

聞いたことはあるけど、ドコモの今までのプランと何が違うの？どこで契約するの？
なんて疑問に思っていませんか。

そこでこの記事では2024年春のahamoプランを、良いところも 悪いところも徹底解説。

この記事を読むとahamoの最新プラン内容、メリット・デメリット、公式サイトで契約する手順も分かります。

ahamoってどんなプラン？

NTTドコモが2021年に始めた格安料金プラン「ahamo（アハモ）」。

オンライン専用プランとなっており、基本ドコモショップでのサポートがありません。

そのため手続きや操作にサポートを必要としないデジタル世代向けのプラン、という位置付けとなっています。

確かにそれまでのドコモのプランと比べると安価と言えます。

すでに廃止されたプランとなりますが、それまでの「5Gギガライト」であれば、データ通信７GB／月と「５分かけ放題」を合わせて7,535円だったことを考えると破格といえそうです。

「ahamo 大盛り」の他社と違うメリットは、テザリングにも100GBすべてが利用できる点です。

これなら一人暮らしの学生で自宅に光回線を引かなくても、テザリングで思う存分iPadやパソコンを使えそうです。

ahamo基本プランにはすでに国内通話（一般固定電話やケータイに）何度でも「５分かけ放題」が組み込まれています。

もっとたくさん通話する方には時間制限のない国内通話完全かけ放題を、1,100円／月で追加することもできます。

ahamoってなぜ安いの？

先述したとおり、ahamoはそれまでのドコモのプランに比べると破格といってよい料金体系です。
なぜこのようなことが実現できたのでしょうか。

筆頭にあがるといわれているのがドコモショップでの顧客サポートや、電話での問い合わせ対応を行わないことです。

ahamoは契約や解約、機種変更など、基本すべての手続きがWEB上で完結するオンライン専用ブランドとなっています。

店舗スタッフやコールセンターの人件費がかからないことがahamo1つ目の安さの理由です。

次にahamoにはそれまでドコモのケータイを契約すると基本サービスとして当然のごとく付帯した「Eメール」や「留守番電話」が付きません。

キャリアメール「xxxx@docomo.ne.jp」に関していえば、LINEやGmailなどの普及により以前よりも利用者数が減ってきているので、費用対効果を考えて削ぎ落としするのは賢い戦略といえるでしょう。

ahamoのメリット・デメリット －MVNOより速い！－

ここからはahamoのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

ahamoのメリット

ahamoのメリットで筆頭に上がるのはそのコスパの良さでしょう。

ドコモの通信品質をこの金額で利用できることは、他のMVNO（格安SIM）サービスではできません。

何度も計測しましたが、どの場所でも明らかに「OCNモバイルONE」が遅い結果になりました。

ですがこれはドコモから借り受けた通信帯域を、たくさんの利用者に安く提供しているMVNOですから、当然といえば当然です。

ただどれくらいの金額で、どの程度の数の利用者に利用させるべきかがMVNOの手腕にかかってくるところ。
たとえ料金が安くても利用者に納得感がなければ離れていくのは目に見えています。

その点ahamoは2020年末の新プラン発表会で記者からドコモ井伊社長への質疑応答で「ネットワークは既存のドコモ回線と全く同じなのか」と問われたのに対し「既存のものと同じ通信サービスを提供する。」と答えています。

ケータイWatch
ドコモの20代向け新プラン「ahamo」、井伊社長「20代のライフスタイルにあわせたプラン」

このため回線品質（エリアではない）がドコモユーザーと同等であることが期待できるのです。

また20GBのギガを使い切った場合の速度制限が、最大1Mbpsになることも嬉しいポイント。
他社の場合は最大128kbpsまで遅くなることが多いからです。

---

次にメリットといえるのが海外ローミングが月20GBまで基本プランに含まれており無料となることです。

ahamoの海外データ通信サービスはドコモの国際サービス「WORLD WING」の対応エリアとは異なりますが、日本人が渡航する国の約98%をカバーしています。

対応エリア以外ではデータ通信が利用できませんが、海外でデータが20GB無料で使えるのは他社に対して大きなアドバンテージであまり類を見ません。

注意点としては大盛りオプションで80GB追加しても、海外ローミングでのデータ通信利用量は増えません。

---

ahamoは大盛りオプションで80GBを追加して月100GBにすると、そのまま100GBがテザリングでも利用可能なのがメリットです。

例えばａｕの「使い放題MAX 5G／4G」「auマネ活プラン 5G／4G」では合計30GBまで、ソフトバンクのメリハリ無制限では合計50GBまでとテザリングに制限があります。

---

ソフトバンクのLINEMOにしてもauのpovoにしてもオンライン専用プランでは端末は別途購入することとなります。

下記ahamo公式申込みサイトで「申込みと一緒にスマホを買いますか」で「買う」を選択すると、iPhoneをahamo申込みと同時に分割購入できます。

【ahamo】公式申込みサイト

ahamoのデメリット

ではahamoのデメリットについて見ていきましょう。

ですがこれはあくまでもオンライン申し込みすることを手伝ってくれるような位置付け。

自身で調べ解決することが前提であるサービスだと認識しておく必要があるでしょう。

---

ahamoにはキャリアメールと呼ばれる「Eメール」サービスが付帯しません。

ただし総務省の要求に従い2021年末よりドコモ・au・ソフトバンクでは「Eメール持ち運び」といって、今まで利用してきたEメールアドレスを継続して他社で利用できるサービスを提供しています。

例えばいままでドコモユーザーだった方がahamoに変更するのなら、この「Eメール持ち運び」月額330円（税込）をドコモに支払うことで、ahamoにしてからも継続して「xxxx@docomo.ne.jp」が利用できます。

ですがGmailなど他のメールがあるので「キャリアメールなどいらない」という方も増えているでしょう。

---

ahamoでは「留守番電話」「転送電話」が利用できず、オプションで追加することもできません。

ソフトバンクのオンライン専用プランである「LINEMO」であれば「留守番電話」はオプションで追加可能となっています。

---

ahamoでは国内通話の「５分かけ放題」が基本プランに付帯しています。

しかし通話をほとんどしない利用者にとっては、基本プランに含まれているため外すことができず割高感が出てしまいます。

これもソフトバンクのオンライン専用プランである「LINEMO」であれば基本プランに５分かけ放題は含まれておらず「ミニプラン３ＧＢ（990円）」や「スマホプラン20GB（2,728円）」に追加できる550円／月のオプションとなっています。（金額は税込）

ahamoはどこで契約する？

オンラインプランであるahamoを契約するのであれば、当然ながら公式サイト一択ということになります。

今契約しているドコモ以外の電話番号をそのまま移行してahamoで利用する（MNPといいます）には、現在の通信キャリアで「MNP予約番号」を取得しておく必要があります。

※現在契約の通信キャリアが「MNPワンストップ」に対応している場合は不要。

またオンラインでの申込みの際には本人確認のため免許証・マイナカードなどの本人確認書類が必要となります。

支払いに使うクレジットカード or 銀行口座がわかるキャッシュカードや通帳も用意しておきましょう。