あなたは毎月のスマホ料金「もっと安くならないかなぁ」なんて考えていませんか?
そこでオススメしたいのが話題の格安SIMサービス。
でも
「格安SIMってたくさんあるし、なんだか複雑で分かりにくいな」
そう思っている方も多いのでは。
そんなあなたのために通信業界に勤める私 セツパパが、知名度も高くてオススメできる格安SIM会社の推奨プランをセレクトしました。
さらに店舗に行かなくてもかんたんに契約できる話題の「eSIM」対応業者もピックアップ!
これを読むと話題の格安SIM提供会社とそのプランがいっきに丸わかりします。
格安SIMとは
最近何かと話題の「格安SIM」。
格安SIMの定義としては「月額料金の安いプランを提供する通信事業者」
ということになります。
今までは格安SIMといえばMVNOといわれる業者が主流でした。
MVNOとは通信設備を自前で持たない事業者のこと。
それに対して、ドコモやau・ソフトバンクのように通信設備を自前で持つ、大手キャリア(通信会社)のことをMNOといいます。
MVNOの事業者は大手キャリア(MNO)から通信設備を借りて、格安SIMサービスを提供していることになります。
ですので「格安SIM」=「MVNO」という図式が成り立っていました。
でもそれは昔の話。
2018年に菅官房長官が「(携帯の料金を)今より4割程度下げる余地がある」と発言したことをきっかけに、2021年ドコモが月額料金が割安なahamoの提供を開始。
au・ソフトバンクもそれに追従し、大手MNOでの格安サービス競争に突入しました。
さらに2020年4月には「楽天モバイル」が自前で通信設備を持つMNOとしては異例の安さ「月額基本料1GB以下は0円」しかも1年間は料金無料!プランで参入。
もちろん、大手MNOが安いプランを始めたからといって、MVONである格安SIM提供事業者も黙ってはいません。
今までよりもさらに安いプランを提供することで、大手MNOとの差別化をはかり顧客を得ようとしています。
今や格安SIM、といっても大手を含めるとプランが多すぎて、どのサービスが自分に合っているのか見極めるのが大変になってきています。
そこで通信業界に20年以上勤める私 セツパパがMNO・MVNO業者の中からオススメの格安SIMプランをセレクト。
ただし誰にでもあうマルチなプランはないので、あなたの通話頻度やデータ通信の利用量で選択できるようプランをセレクトし、おすすめポイントとデメリットをまとめました。
合わせて店舗に来店することなくオンラインのみで開通できる話題のeSIM提供可否も調べてあります。
これを読むことであなたの毎月のスマホ代は今より安くなります。
格安SIMの 厳選 おすすめプラン
ahamo
大手MNOドコモが提供をはじめた格安プラン「ahamo」
ドコモは他社に比べて5Gエリア拡大のスピードが速いのが魅力。
この料金でドコモが提供する安定したネットワークが使えるのはお得。
あなたがもしiPhone12以降「5G」の機種を利用であれば、対応エリアでその速さを体感できるでしょう。
さらにiPhone13以降の対応機種であれば「瞬速5G」で国内最速の、下り最大4.2Gbpsも利用可能です。
国内通話が5分以内なら何度でも無料、さらに長電話が多いあなたには+1,100円で何分でも国内通話がかけ放題になります。
2022年6月新たにスタートしたオプション「ahamo大盛り」を付ければ、月間データ通信が20GB+80GBで月合計100GBになります。
海外に行くことが多いなら、嬉しいメリットが国際ローミング。
追加料金不要で、海外82の国・地域で日本と同じくデータ通信が月20GBまで利用できます。
なお大盛りオプション加入中でも、海外での月間利用可能データ量は20GBのままなので注意しましょう。
画像出典:ドコモ
https://ahamo.com/services/roaming-data/
デメリットはほぼすべての手続きがオンラインで完結するため、店舗でのサポートが受けたい場合は有償になることや、ドコモ提供のEメールが付与されないプランであること。
留守番電話・転送電話が利用できないことも留意しておきましょう。
・ドコモの高品質なネットワーク、4G・5Gエリアが利用できる
・データ通信20GB、通話5分無料で月額2,970円
・eSIM対応なので最短1時間で開通可能
・「大盛り」オプション(+1,980円税込)を追加するとデータ通信が+80GB
・契約手数料・解約時の違約金がかからない
・eSIM対応
・店舗でのサポートが有償である。
・ドコモメールが付与されない
(※ドコモからプラン変更の方は有料で引き継ぎ可)
・留守番電話・転送電話が利用できない
楽天モバイル
2020年4月にMNOとしての正式サービスを開始した「楽天モバイル」。
提供するプランは1つで「Rakuten UN-LIMIT」のみとなります。
開始当初はプラン料金が1年間無料!
それ以降も2022年夏まで「Rakuten UN-LIMIT」ではデータ通信利用量が1GB以下の月は0円!という驚きのプランでした。
2022年秋以降、データ通信量が0~3GBの月は税込1,078円となってしまいましたが、それでも格安であることに変わりありません。
では気になる「Rakuten UN-LIMIT」のプラン内容を紹介しましょう。
データ通信は利用ごとの段階制で3GBまでなら月1,078円。
それ以降は段階制で20GBまでデータ通信を利用した月は2,178円。
20GB以上データ通信を利用した月は3,278円で無制限となり、月額プラン料金はこれ以上かかりません。
国内通話は「Rakuten Link」アプリ利用で無料、AndroidスマホであればSMSの送信も無料になります。
さらに2022年夏に始まった「楽メール」も専用のメールアプリを使って無料で利用ができます。
国際ローミング(海外利用)も海外指定66の国と地域で2GBまでデータ通信が無料。
海外渡航中でも「Rakuten Link」アプリを利用することで通話料金が無料となります。
海外によく電話をかけるあなたには月980円で海外通話がかけ放題となるオプションもあります。
楽天モバイルで通話を無料にするためには「Rakuten Link」アプリを使って発信しなければいけないのですが、それがメンドーな方もいるのでは?
そんなアプリを使うのが「メンドーだよっ」ていうあなたには、1,100円のオプションを付けることで標準電話アプリで15分が何度でもかけ放題になるオプションもあります。
留守電・着信転送電話・割り込み通話(キャッチフォン)・テザリングもプラン料金込みなので無料で利用可能。
まさにプラン料金だけでここまでできてしまって良いのか!?というくらいスゴイ内容です。
さらには楽天市場を使うあなたに大きいメリットが。
「Rakuten UN-LIMIT」を契約しているとSPUが+1倍ポイントアップ。
他にも条件をクリアすると合計最大16倍ポイントがアップします。
デメリットは何といっても後発の通信会社のため、電波がつながるエリアが既存の3社(au・ドコモ・ソフトバンク)に比べて、まだまだ追いつけていないこと。
手続きもオンラインが基本で、サポートが充実した店舗が少ないことがあげられます。
もしあなたが普段利用する場所が楽天モバイルのエリア内であれば、こんなにお得なプランはそうそうありません。
・楽天LINKアプリで通話料金・SMSが無料
・留守電・着信転送電話・割り込み通話・楽メールが無料で利用できる
・楽天経済圏で得をしたい
・eSIM対応
・オンライストアにて端末の販売あり
・楽天LINKアプリでの通話品質はあまり良くない
・他社と比較するとエリアがまだ弱い
・iPhone利用時の制約がある
・店舗でのサポートが期待できない
Y!モバイル
ソフトバンク通信網が利用できることがメリットである「Y!モバイル」。
以前までは通話料が基本プランに含まれていましたが、現在はデータ通信量で選ぶ シンプルS/M/Lの3プランとなりました。
そこに通話定額10分かけ放題の「だれとでも定額」や、何分でも通話無料の「スーパーだれとでも定額」オプションを付けることもできます。
余ったデータ通信は翌月に繰り越すことも可能。
Y!モバイルでは割引サービスが充実していることが大きなポイントです。
まずは「家族割引」。
同居の家族や恋人、パートナーはもとより、遠方で暮らす家族でも良いのでY!モバイルのスマホを利用する主回線を1つ設定します。
その主回線と家族割を組むことで2回線目以降(最大9回線)のスマホ代が月1,188円割引されます。
もしくは「おうち割光セット」もお得。
上記「家族割引」と併用はできませんが、自宅(離れて暮らす家族でもOK)の固定回線をソフトバンク光もしくはソフトバンクAirにすると、最大10回線のスマホ代が1回線1,188円割引になります。
さらにできんきもソフトバンクの「おうちでんき」にすることで1回線 月110円割引。
上記割引サービスでスゴイのは離れて暮らす家族でもOKなところ。
同居の家族と違って家族確認書類での手続きに手間はかかりますが、1度組んでしまえばあとは ずっーと お得に毎月なるので苦労の価値はあります。
60歳以上の方なら「60歳以上 通話ずーっと割引キャンペーン」でスーパーだれとでも定額のオプション料金が月額1,870円から1,100円割引されます。
そして店舗数が多く、サポートが受けやすいのもY!モバイルのメリット。
オンライストアでもスマホのSALEをしているので機種変更のタイミングで乗り換えるのもお得。
折りたたみケータイ(ガラケー)もオンライストアで扱っています。
ahamoでは利用できない、留守番電話や転送電話、Eメールが基本プランに付帯されており、Yahoo!プレミアム会員費も無料で利用できるのも良いポイントです。
デメリットは国際ローミングには別途料金が発生すること。
また困ったときに相談するコールセンターの通話料が基本有料で、繋がりにくいことも気になります。
コールセンターの通話料は「だとでも定額」の無料対象ではありますが。
我が家でも家族がY!モバイルを利用していますが、「60歳以上 通話ずーっと割引キャンペーン」のお陰で安心して長電話できています。
やはり年配の方は店舗でサポートが受けられることは、重要なポイントになります。
・店舗が多くサポートを受けやすい
・留守番電話や転送電話・Eメールが月額無料で利用できる
・割引サービスが多い
・Yahoo!プレミアム会員費が無料
・eSIM対応
・オンライストアにて機種の販売あり
・コールセンターにかけてもオペレーターに繋がりにくい
UQモバイル
au通信網を使えることが強みのUQモバイル。
Y!モバイルのライバル的存在に見え、プランもそう変わらないように見えますが、実は両社には細かな違いがたくさんあります。
まずは基本のプランであるくりこしプラン+5Gの中身をみてみましょう。
Y!モバイルと同じでS/M/Lと3種類あり、月間のデータ通信量もプランSが3GB、プランMが15GB、プランLが25GBとY!モバイルと差がありません。
また通話オプションも月60分間無料の「通話パック60分」こそY!モバイルにはありませんが、10分無料・無制限かけ放題に関しては追加料金も同じです。
違うのは基本料金が違うこと。
両社のデータ通信3GBであるプランSでは、Y!モバイルが2,178円に対しUQモバイルでは1,628円と550円もUQモバイルが安くなります。
ただしそれぞれ自宅の光回線割引や、Y!モバイルの家族割を適用すると状況が変わります。
UQモバイルでは自宅セット割を適用しても割引額はSで638円。
それに対してY!モバイルは1,188円も割り引かれます。
その差は550円で、割引後で比べると結果的には両社の月額料は変わらないのです。
ただ注意しなければいけないのは、Y!モバイルでは無料だったいくつかのオプションが、UQモバイルでは有料となること。
例えば「留守番電話」ですがUQモバイルではオプション扱いで月330円発生しますし、Eメールも同じく月220円かかります。
あなたがこれらのサービスを利用するのであれば、基本プランに含まれているY!モバイルがお得になります。
結論として割引が適用できず基本プランの料金のままで契約するならUQモバイル、割引が適用できるのならY!モバイルがお得ということになります。
Y!モバイルと同じように60歳以上の方には「通話し放題」1,870円がお得になる「60歳以上通話割」があるので適用すると770円となります。
・割引が適用できなくても安い
・店舗でのサポートがある
・eSIM対応
・60歳以上でかけ放題が割引される
・オンライストアにて機種の販売あり
・留守番電話・Eメールは有料オプション
LINEMO
ソフトバンク回線網を使う「LINEMO(ラインモ)」
一番の魅力はやはりその安さです。
割引サービスを適用しなくても、誰でもミニプラン(3GB)なら990円。
スマホプラン(20GB)なら2,728円。
この2つの基本プランに通話サービスの5分かけ放題か、無制限かけ放題のオプションを付けることができます。
そして今まで非対応だった「留守番電話サービス」「着信転送サービス」「着信お知らせ機能」が2022年10月4日より提供開始となりました。
上記3つのサービスが1つのパックになり留守電パック(220円税込)として提供されています。
LINEMOはソフトバンクが提供するサービスですが、店舗での申込みやサポートなどは受付しておらず、オンラインのみでの手続きとなることがデメリット。
そしてLINEMOのもう一つの特徴は「LINEギガフリー」
ミニプラン・スマホプランともにLINEアプリを使ったトーク(テキスト・音声メッセージ・スタンプ等)や音声通話はデータを消費しません。
たとえ3GB(スマホプランでは20GB)を使い切っても、LINEアプリでの通信速度は落ちません。
また格安SIMでは非対応のとこも多いのですが、LINEの年齢確認に対応していますので、契約者が18歳以上でしたらLINEの「ID検索」が利用可能です。
・LINEギガフリーでLINEデータ消費なし
・LINEの年齢認証に対応
・リーズナブル
・留守番・転送電話もオプションで利用可能
・割引が適用可能ならY!モバイルも検討必須
・Yahoo!プレミアムの無料特典なし
NUROモバイル
ドコモ・au・ソフトバンク回線の中から通信網を選べる「NUROモバイル」
提供しているのはNURO光でも有名なソニーネットワークコミュニケーションズです。
NUROモバイルで特徴的なのはプランによって「NEOデータフリー」や「バリューデータフリー」といった特典が付帯すること。
まず「NEOデータフリー」はその名の通り「NEOプラン」に付帯し(※NEOプランliteには付帯なし)LINE・Twitter・Instagram・TikTokの対象サービスを利用時に、データ通信量20GBを消費しないというもの。
SNSをよく使うあなたには、まさにBESTチョイスなプランです。
次に「バリューデータフリー」はVMプラン(5GB)とVLプラン(10GB)に付帯し、LINEの対象サービスを利用時に、データ通信量を消費しないというもの。
こちらはLINE以外のSNSはデータフリー(カウントなしの使い放題)にならないので注意が必要です。
NEOプランにもVから始まるバリュープランにも、かけ放題「5分」と「10分」をオプションで追加可能。
かけ放題プラン(1GB)のみ、時間の制限がなく「国内通話完全かけ放題」となります。
今後はNEOプラン、バリュープランにも「完全かけ放題オプション」を提供予定となっています。
2023年1月追記:「完全かけ放題オプション」が提供開始されました。
・SNSをたくさん使う人は「NEOデータフリー」
・LINEでデータを消費しない「バリューデータフリー」
・オンラインのみで店頭でのサポートなし
・通信速度の評判がイマイチ
・eSIMの提供なし(2022年10月時点)
iPhone・eSIM対応可否
今回紹介した格安SIMサービスではiPhoneが動作確認されているので利用が可能です。
但しeSIMで利用したい場合は対応サービスを選択する必要があります。
ahamo | 楽天 モバイル |
Y!モバイル | UQモバイル | LINEMO | OCNモバイルONE | NUROモバイル | |
eSIM | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
iPhone | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
5G利用 | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
データ繰越 | ☓ | ☓ | ○ | ○ | ☓ | ○ | ○ |
テザリング | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
かけ放題 | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
留守電 | なし | あり(無料) | あり(無料) | 330円 | 220円 | 330円 | 330円 |
転送電話 | なし | あり(無料) | あり(無料) | あり(無料) | 220円 | あり(無料) | あり(無料) |
対面サポート | △ | ○ | ◎ | ◎ | ☓ | ☓ | ☓ |
メール | なし | あり(無料) | あり(無料) | 220円 | なし | あり(無料) | なし |
海外ローミング | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ |
まとめ
あなたが2023年選ぶべき格安SIMは決まりましたか?
毎月のスマホ料金が抑えられると、節約もしやすいものです。
とにかくメンドーな割引を考えるのがイヤっ!ていうあなたはズバリ「LINEMO」が良いでしょう。
逆にサービスの質にこだわるあなたは「ahamo」がおすすめ。
まずは公式サイトでお得なキャンペーンをしていないかチェックしてみましょう。
新しい情報が入り次第、記事は随時更新していくので定期的にこのページを見に来てくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。